演歌好き:母音と子音のトレーニングについて

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母音と子音のトレーニングについて

演歌がうまいということは、ただ「いい声」が出る、大きい声がでるだけではありませんよね。
そこにある情景とか詞の内容とか言葉がしっかりと届き、そこに表現力をプラスできることがとても重要です。

言葉をしっかり伝えるために必要なのが、母音と子音の発音・発声です。
そのほかにもアクセントもありますが、それはまた別の機会に記載します。

母音と子音とはどういったものでしょうか。

その前にこのサイトの説明の中に
ひらがなで「あ」「い」「う」「え」「お」と
カタカナで「ア」「イ」「ウ」「エ」「オ」と
ローマ字で「a」「i」「u」「e」「o」と
いろんな標記がありますが、これも読んでいる方の頭の中でのイメージにゆだねるしかないのですが、文章の表現上のニュアンスを感じてください。

また、長くなりますので、適当に読んでいただいて、見直すくらいに思っていてください。最後のページに毎日行う「母音と子音のトレーニング表」をおいていますので、それだけでもダウンロードしていただいて毎日トレーニングしていただければいいです。

まずは「母音」から

母音、と一口に言ってもたくさんあります。
日本語で使われる母音は5つ、5音ですが、欧米ではもっとたくさんあります。
ひとつの母音にふたつの音が重なった二重母音や、長く伸ばす長母音、なんていうのもあります。

母音というように音にはすべてそれぞれの周波数があります。
また、音霊(おとだま)と呼ばれるものもありますね。
わかりやすくいえば、音の性格、音の癖のようなものです。

これらの音が人にどんなイメージを与え、どのように響くのでしょうか。

母音は、「アエイ系」と「アオウ系」の2つがあります。
母音の音を顔の形でとらえるとわかりやすいです。
「あ」とか「お」は口が広く開いているから『広母音』、口の開きかたが狭い「い」と「え」は『狭母音』といったりします。

まずは「アエイ系」について。

「あ」から「え」と「い」と持っていくトレーニングです。

(1)基本は「あ」の口です。顎が下りてほおが十分のびている状態。舌はのびて下唇の上にさわっています。
 
(2)「a~」と発声しながら、舌を少しずつ持ち上げ舌の両脇が上奥歯に当たるようにします。そうるすとだんだんと「え」に変化していく。途中「え」と 聴こえたら舌の動きを止めます。
そのとき注意しなければならないのは、下あごが舌と一緒に上がってこないことです。
上がるのは舌だけです。

ポイントは「あ」から「え」に移行する間を意識することです。
徐々に動いていって「え」に到達します。
このときの筋肉の動きがとても大事です。

トレーニングが上手くいっていれば途中で曖昧な母音が聴えるはずですから確認しながら行ってみてください。
 
そして次は「い」です。
「い」は「え」が出来れば簡単にできます。
先ほどの「え」の発声をしながら、下あごを少し上げる。途中「い」と聴こえたら止めます。舌が奥歯に挟まれる感じが強くなります。

上手くいくと、声が自分から離れたところで響いて聴こえます。
演歌にとって、「え」と「い」のテクニックを上手に利用できれば大変有利です。

次は「アオウ系」です。

それでは鏡の前でごく普通に「アーオーウー」と発音してみてください。

唇がだんだんすぼまってきて口の中がせまくなってきますね?
「ウ」に到っては、口をかみ合わせて発音しているのが分かると思います。
この口で歌おうとするとなんだか苦しそうに聴こえませんか?

口の中はコンサートホールや大講堂と一緒だと思ってください。
空間の天井が高いほど、音は豊かに響きます。

それでは、今度はあくびをするときの口で「アー」と発音したまま、口を変化させずに、少しずつ唇だけをすぼめていってください。
鼻の下やあごの皮膚を伸ばすような感覚です。

唇の開きが100円硬貨くらいになったところで、自然に「オ」が聞こえて来るところがあります。

そして、さらにすぼめていき、「ウ」が聞こえてくるはずです。
ただ、「ウ」は非常に難しい発音になります。
どんなに上手に発音しても「う」は倍音が少なく、響きが作りにくい母音です。
逆に言えば、この「ウ」の発音がうまい人は歌もうまく聞こえます。

口が「あー」と大きく開いているときというのは、エネルギーが外と一番つながった状態になります。
反対に口が狭いときの「いー」という音は、内に溜まったエネルギーを鋭く外に出す感じになります。

このように、「あいうえお」それぞれの母音としてのエネルギーを持っていると思います。

 「あ」は明るい驚き
 「い」は強い意志
 「う」は内的衝撃
 「え」は意外な驚き
 「お」は感動

というような感覚が母音の中に感じられ、心の内と外がどれだけつながっているか、もしくはどれだけ「つながらせたいのか」という意志を伝えていくのが母音のような気がします。

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