今日のお話は、「豊かさと貧しさ」についてのお話しです。
今日は、6月16日、今日はどんな記念日でしょうか。
アフリカの子供の日
アフリカ統一機構(現 アフリカ連合)が1991年に制定。
1976年のこの日、南アフリカ・ソウェトで黒人学生によるデモ行進が暴動に発展したソウェト蜂起が起こった。
和菓子の日
全国和菓子協会が1979年に制定。
848(嘉祥元)年6月16日、菓子類を神前に供え疫病退散を祈ったという「嘉祥菓子」の故事に由来する。
麦とろの日
麦ごはんの会が2001年に制定。
六(む)十(と)六(ろ)で「むぎとろ」の語呂合せ。
ケーブルテレビの日
郵政省(現在の総務省)が1991年に制定。
1972(昭和47)年のこの日、「有線テレビジョン放送法」が成立した。
無重力の日
地下無重力実験センターが町内にあった北海道上砂川町が1991年3月に制定。
六(む)十(じゅう)六(ろく)で「むじゅうりょく」の語呂合せ。
ブルームズ・デー
アイルランドのジェームズ・ジョイスの名作『ユリシーズ』では、1904年6月16日の朝8時から翌日午前2時すぎまでの約18時間に18の挿話が展開することから、世界中のファンから記念日の扱いをされ、主人公の名前レオポルド・ブルームから「ブルームズ・デー」と呼ばれる。
青年の日 [南アフリカ]
1976年この日のソウェト蜂起に因む。
豊かさと貧しさ
「豊かさと貧しさ」のお話です。
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わたしたちは、机上の計算をするだけで金銭を得ることが当然だと思っているような人間にだまされてはいけない。
これだけの金しかないのだからこの程度しかできないと彼らは口にするのだ。
彼らは金こそ可能性と力だと思い込んでいる。
数字の計算が重要だと思っているような彼らより、本当に生産にたずさわっている人たちは知っているはずだ。
狭さよりも広さ、制限よりも解放、圧迫よりも自由、計算上の明日よりも望みを含んだ今、貧弱よりも豊満、臆病よりも大胆、反撥よりも限りない抱擁。
そういったものこそが、人間をもっとも人間らしい自由に導き、そこから新たなものを生むことを。
かがんで身構えていては何もつかめない。
踏み出し、進み、手を伸ばし、欲望をあらわにし、求めなければならない。
贅沢は何かを捨てることではない。
何か新しいことを得ることだ。
贅沢は自分の中にある能力を全面的に解放することなのだ。
決して臆病であってはならない。
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贅沢というのは、何も経済的に豊かな状況のことだけを言っているのではありませんよね。
時間にも「贅沢」はありますし、心の持ちようにも「贅沢」はあります。
生き方が「豊か」か「貧しい」か、とも言えます。
豊かな心、豊かな感受性を持っていると得られるものはいろいろとあります。
豊かさには、豊かな知識、豊かな経験、豊かな能力、豊かな力、豊かな度量などです。
逆に貧しい心、貧しい感受性を持っていると、これらから目を背け、臆病になり、言い訳をする人生になっていきます。
「贅沢は自分の中にある能力を全面的に解放する」とあります。
たとえば、仕事や雑務に追われて殺伐とした日々を過ごしている中で、創造性豊かな発想は起こりにくいでしょう。
そんな中、忙しい時間の合間にでも日帰り温泉などで心と体を休め「贅沢な時間」を取り入れる人は「豊かな生き方」をしていると言えるでしょう。
もちろん、能力を全面的に解放し、良い結果を引き寄せるものです。
好きな本も買えずに、
好きな食べ物も食べず、
好きな服も着ないで、
好きな場所にも行かず、
好きな人にも会わず、
好きな勉強も出来ず、
質素な生活でローンを払い続ける人生が豊かだとは思えませんし、
より貧しい事態を招くのではないかと危惧します。
もちろん、「理性」は大切です。
しかし、同じくらい「本能」も大切です。
人は、「理性」×「本能」で「魅力」を表せるそうです。
「倹約」と「贅沢」とも言えるかもしれませんね。
好きな本も買って知識を得て、
好きな食べ物もおいしく食べて、
好きな服も着てお出かけし、
好きな場所にも旅行に行って、
好きな人にも会って話をし、
好きな趣味の勉強もして、
大好きな歌も歌って、
心の豊かさを大切にしていきましょうね。