今日のお話は、置かれた場所で咲きなさい」についてのお話しです。
今日は、7月28日、今日はどんな記念日でしょうか。
世界肝炎デー(World Hepatitis Day)
2010年5月の世界保健機関(WHO)総会で7月28日を世界肝炎デーとすることを決議。
2004年にヨーロッパと中東の患者のグループが10月1日の「国際C型肝炎啓発デー」として始めたのが始まりで、2007年まで実施された。2008年に世界肝炎アライアンスが5月19日の「世界肝炎デー」を制定した。
地名の日
日本地名愛好会が2008(平成20)年に制定。
アイヌ語地名研究家・山田秀三の1992年の命日であり、地名研究家・谷川健一の1921年の誕生日であることから。
菜っ葉の日
七(な)2(ツー)八(は)で「なっぱ」の語呂合せ。
野菜の日 8月31日
なにわの日
七(な)二(に)八(は)で「なにわ」(難波・浪速)の語呂合せ。
乱歩忌
日本の推理小説の生みの親、江戸川乱歩の1965年の忌日。
独立記念日 [ペルー]
1821年のこの日、ホセ・デ・サン=マルティンがペルーのスペインからの独立を宣言した。
置かれた場所で咲きなさい
「ダイヤモンドを探せ」の著者“ラッセル・コンウェル”氏は、その著書の中でこんな言葉を残しています。
「自分が今いる場所でチャンスをつかむことができると信じている人は、どこにいても何かをなしとげられる人です。
今住んでいるところで、人の役に立ちなさい。
学校を手伝ったり、道路を清掃したりして、人々に幸せを与えなさい。
そうすれば、どこにいようが、あなたはりっぱな人になれるでしょう。
反対に、今いる場所で何もできない人は、どこに行っても偉大な人物にはなれません。
あなたが今いる場所で、今のあなたのままで、できることからはじめてください」
「置かれた場所で咲きなさい」渡辺 和子 著(幻冬舎より)
「置かれた場所で咲きなさい。
咲くということは、仕方がないと諦めることではありません。
それは自分が笑顔で幸せに生き、周囲の人々も幸せにすることによって、
神が、あなたをここにお植えになったのは間違いでなかったと、証明することなのです」
結婚しても、就職しても、子育てをしても、
「こんなはずじゃなかった」
と思うことが、次から次に出てきます。
そんな時にも、その状況の中で
「咲く」
努力をしてほしいのです。
どうしても咲けない時もあります。
雨風が強い時、日照り続きで咲けない日、そんな時には無理に咲かなくてもいい。
その代わりに、根を下へ下へと降ろして、根を張るのです。
次に咲く花が、より大きく、美しいものとなるために。
メーテルリンクの「青い鳥」より、有名なあの言葉です
「なんだ、あれが僕たちの探している青い鳥なんだ。
僕たちはずいぶん遠くまで探しに行ったけど、
本当はいつもここにいたんだ」
「青い鳥」あらすじ
あるところに、貧しい木こりの家庭がありました。2人の子どもがいて、兄はチルチル、妹はミチルという名前です。
クリスマス前の夜、彼らのもとに魔法使いのおばあさんがやってきました。2人は魔法使いから「私の孫が病気で苦しんでいる。病気を治すために『幸せの青い鳥』を見つけてきてほしい」と頼まれます。
鳥かごを持って出かけたチルチルとミチル。妖精に導かれながら、さまざまな場所を訪れます。
最初に行ったのは、「思い出の国」。2人はここで、亡くなったはずのおじいさんとおばあさんに出会いました。青い鳥がこの国にいることを教えてもらい、チルチルとミチルは手に入れることに成功します。しかしその青い鳥は、「思い出の国」を出たとたんに黒い鳥へと変わってしまいました。
チルチルとミチルは次に、戦争と病気があふれる「夜の御殿」を訪れます。ここでも青い鳥を手に入れたものの、「夜の御殿」を出たとたんに今度はみな死んでしまいました。
その後「贅沢の御殿」「未来の国」などへ行きますが、どうやっても青い鳥を持ち帰ることができません。そんな時……。
「起きなさい。今日はクリスマスですよ」
お母さんの声が聞こえ、2人はベッドの上で目を覚ましました。とうとう青い鳥を捕まえることができなかった、とがっかりしていると、部屋にある鳥かごの中に青い羽根を見つけます。そしてチルチルとミチルは、本当の幸せは手の届く身近なところにあるのだということに気づいたのです。
彼らは、過去に触れる「思い出の国」や、これから生まれる人たちが暮らす「未来の国」を訪れますが、そこに幸せはありません。チルチルとミチルが生きている「現実」にこそ、幸せがあるということでしょう。
2人が飼っていたのはハトだとされています。
ハトは決して珍しい鳥ではありませんし、町中でも頻繁に見かける鳥です。
そんなハトがいる鳥かごから青い羽が見つかったことから、一見すると普通の、身近なところにこそ幸せはあるのだと解釈できますね。
幸せは身近なところにあるのでしょうね。
気づきにくいですけどね。