今日のお話は、「喜怒哀楽の総量」についてのお話しです。
今日は、8月4日、今日はどんな記念日でしょうか。
箸の日
「箸を正しく使おう」という民俗学者の提唱で、わりばし組合が1975年に制定。
「は(8)し(4)」(箸)の語呂合せ。
東京・千代田区の日枝神社では、神前に長さ1mの大きな箸を供え、古い箸を焼いて供養する箸供養祭が行われる。
橋の日
宮崎県の「橋の日実行委員会」が1986年に制定。
「は(8)し(4)」(橋)の語呂合せ。
吊り橋の日
日本最長の鉄線の吊り橋「谷瀬の吊り橋」など、村内に約60か所の吊り橋のある奈良県十津川村が制定。
「は(8)し(4)」(橋)の語呂合せ。
ビヤホールの日
ビアホールチェーンの銀座ライオンが制定。
1899年のこの日、東京・銀座の新橋際に、現存する中では日本で最も古いビアホール「ヱビスビヤホール」(銀座ライオンの前身)が開店した。
ゆかたの日
兵庫県城崎町の城崎温泉観光協会が制定。
「城崎ふるさと祭り」の開催日。
ゆかたの日 7月7日
ゆかたの日 8月第1土曜日
夕爾忌
詩人・俳人の木下夕爾の1965年の忌日。
喜怒哀楽の総量
「喜怒哀楽の総量」という考え方のお話です。
本物の思考力(出口 治明 著)より
僕は「失敗しても、必ずしも挽回する必要はない」「簡単に挽回できなくて当たり前」だと考えています。
なぜなら、人間は失敗する生き物だから、失敗するたびに「挽回しなくては」と考えてばかりいると、やがて失敗することが怖くなり、身動きが取れなくなってしまいます。
(中略)
失敗すること自体には、なんの問題もありません。
失敗も勉強になるので、そこから何かを学び取ればいいのです。
これを、“喜怒哀楽の総量”という視点で考えてみましょう。
恋人ができた場合、その喜びは100ポイントのプラスになったとします。
でも、不幸にして振られてしまった場合、今度はマイナス100ポイントに相当しそうです。
つまりプラスマイナスゼロ。
恋人がいたという事実は、振られてしまったとたん、価値がなくなってしまうのです。
でも、僕はそうは考えません。
その経験を絶対値で捉え、恋人ができたのも、振られたのも100ポイント。
合計すると経験値が200ポイント上がったと考えるのです。
つまり、喜怒哀楽の総量として、人生を捉えるようにしています。
マイナスだと思われがちな経験も、「経験した」ことに違いはありません。
経験しなかった人よりも、確実に知識が増え、物事を判断するときの材料になるでしょう。
失敗も成功も、すべての経験から人は学び、賢くなることができるのです。
「人生の楽しみは、喜怒哀楽の総量である」
これは、小田島雄志さんの著作『私の履歴書』の中で書かれていた言葉です。
「人生の楽しみは、喜怒哀楽の総量である」という論理で考えると、すんなりと腑に落ちる。短期的な視点だけで見ると、その時の楽しさは符号に左右されてしまうが、長期的な人生の楽しみの視点で考えると人生の楽しみは絶対値の総和であり、喜怒哀楽は符号関係なしに、数が大きい方が後々良い結果になる。
HONDA創業者、本田宗一郎氏の言葉を紹介します。
「創業当時、私が「世界的視野に立ってものを考えよう」と言ったら噴き出した奴がいた」
「私の最大の光栄は、一度も失敗しないことではなく、倒れるごとに起きるところにある」
「やろうと思えば人間はたいていのことができると私は思っている」
「日本人は、失敗ということを恐れすぎるようである。どだい、失敗を恐れて何もしないなんて人間は、最低なのである」
「私がやった仕事で本当に成功したものは、全体のわずか1%にすぎないということも言っておきたい。
99%は失敗の連続であった。
そして、その実を結んだ1%の成功が現在の私である。
私の現在が成功というのなら、私の過去はみんな失敗が土台作りをしていることになる。
私の仕事は失敗の連続であった」
「チャレンジしての失敗を恐れるな。何もしないことを恐れろ。
失敗が人間を成長させると私考えている。
失敗のない人なんて本当に気の毒に思う。
困れ。
困らなきゃ何もできない。
自分の力の足りなさを自覚し、知恵や力を貸してくれる他人の存在を知るのもいい経験である」
人を成長させるのは、成功も失敗も含めた「経験」だと思います。
今は、失敗しないように育てる傾向がありますよね。
しかし、それでは本当の意味での成長につながらないような気がします。
転びながら、傷つきながら、それでも立ち上がりながら、
学んでいけたらと思いますね。
「人生の楽しみは、喜怒哀楽の総量である」
喜と楽だけではなく、怒と哀も含めた総量が人生の豊かさだという。
挫折や失恋も、人生の豊かさの総量を増やすと考えると全然違ってくると思いますね。
いい言葉はいい思考を生み、いい習慣をその人に与えてくれる。
これからもいい言葉との出会いを大切にしたいと思わせてくれる素晴らしい言葉ですね。