歌舞伎情報:博多座 坂東玉三郎×鼓童特別公演『幽玄』

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坂東玉三郎×鼓童特別公演『幽玄』の公演案内です。

板東玉三郎さんが「鼓童」と出会って17年、2006年に鼓童創立25周年を記念してつくられた『アマテラス』に続く、板東玉三郎さんと「鼓童」の共演第2作は『幽玄』です。

能楽の「羽衣」「道成寺」「石橋」をもとに

1幕は「羽衣」。

玉三郎の天女と花柳壽輔の白龍に、ワキツレが登場して「船、波、風などを表現」。鼓童は20人以上の演奏となりますが、これまでの和太鼓のイメージとはまったく異なる、座ったきりの演奏にも挑戦します。さらに、「鼓童の皆は謡(うたい)を聴かせます。もう1年以上、稽古したでしょうか」とのことで、能でもない、歌舞伎でもない、そしてこれまでの和太鼓の演奏とも違う、新たなステージを予感させました。

2幕は「道成寺」と「石橋」。

「能楽の世界からとりましたが、歌舞伎的な雰囲気を持ち込みたいと思い、花子が鐘の供養にやってきて鐘入りし、『神秘』で使った蛇舞が出てきます。清姫となった霊を鎮めるように鼓童の演奏があり、鎮まったところで獅子が出て皆で祝う、という筋立てです」。花柳流の若手舞踊家による群舞もあり、「石橋」では、花柳壽輔と弟子、鼓童の踊り手二人で、「『石橋』の若さを表現してもらって、私も獅子になって出させていただきたいと思います」と、玉三郎も獅子の舞を見せることを明かしました。


公演期間中に博多座劇場ロビーにて「幽玄」スペシャルパンフレットを販売いたしているそうです。

「羽衣」「道成寺」「石橋」題材演目解説は開演前にぜひご覧ください。

ほか、坂東玉三郎スペシャルインタビュー、鼓童メンバー座談会、「幽玄」稽古場写真、能の手ほどき、玉三郎と鼓童の歩み、出演者紹介、など内容盛りだくさんの52ページ・フルカラー!これを見れば「幽玄」がさらに面白くなります。

幽玄」パンフレット
カラー/52ページ/2,000円(税込)

100部限定でWEB販売があります。(取り扱いは鼓童オンラインストアのみ)

【ご購入はこちらから↓】
http://www.kodo.or.jp/store/165_1562.html

楽しみですね。


作品詳細

『アマテラス』に続く待望の共演第二弾!

2017年5月16日よりBunkamuraオーチャードホールでの公演を皮切りに全国で行われる新作公演『幽玄』の博多座上演が決定いたしました。歌舞伎俳優 坂東玉三郎と太鼓芸能集団 鼓童が、2006年初演の『アマテラス』以来となる共演を果たします。

佐渡を拠点に世界で活躍する鼓童と玉三郎との出会いは2000年。2003年には『鼓童ワン・アース・ツアー スペシャル』で玉三郎の演出を受け、2006年に『アマテラス』で初共演が実現。当代随一の立女方と、日本を代表する和太鼓グループの共演は、たちまち一大センセーションを巻き起こし、翌年には歌舞伎座で再演。2013年の再々演では東京・福岡・京都で計67公演全てが完売するという伝説の舞台となりました。
博多座公演は2013年9月に行われ、圧倒的な世界観と創作美で観客を魅了しました。

能楽を題材にしたスペクタクル!

15年以上にわたり、その自由自在な発想と類い稀なる審美眼で鼓童の創作活動に大きな変革をもたらしてきた玉三郎。今回のテーマは『幽玄』と題し、世阿弥が見た世界を『羽衣』、『道成寺』、『石橋』など能の代表演目を題材にして表現することに挑戦します。

不世出と評される玉三郎の優雅な舞いを、太鼓界を牽引し続けてきた鼓童が斬新な切り口で囃します。そこに花柳壽輔はじめ、花柳流舞踊家の出演も決まり、見どころに華を添えます。能の代表的な演目を題材に、玉三郎の舞踊が、魂を揺さぶる鼓童の太鼓の響きと、能楽にインスパイアされた妙なる音色と一体になって、奥深くも情感豊かなイマジネーションの新たな地平へといざないます。

深遠な能の世界進化を続ける鼓童と玉三郎が挑む、深遠な能の世界

鉢巻きに半纏姿で、汗を飛ばしながら大太鼓を乱れ打つ。いまや数多く存在する太鼓グループの先駆けである鼓童のイメージは、そんなところかもしれない。佐渡の鬼太鼓座からスタートし、1981年にベルリンでデビューした鼓童は、確かに30年以上にわたって、和太鼓の魅力を世界中に伝えてきた。その基本ポリシーに変わりはないのだけれど、21世紀を迎え、坂東玉三郎が演出(および出演)に携わるようになってからは、太鼓との向き合い方に変化が生じている。

  玉三郎が目指すのは、ひとことで言えば、「太鼓をどこまで芸術に高められるか」。樹木と牛の革で作られた原始的な楽器を力任せに叩くのではなく、精密な構造の西洋楽器と変わらない繊細さで扱い、楽器としての太鼓の可能性を、真摯かつ自由に探求する姿勢を、前面に打ち出したのだ。さらに、作品全体に起承転結の流れをつくり、ひと続きのドラマとして、舞台をとらえるようにもなった。

『幽玄』は、こうして精巧な技術と豊かな表現力を身につけた、現在の鼓童だからこそ可能な、能の世界をテーマにしている。能は、舞と謡を担うシテ方と、能管(笛)・小鼓・大鼓・太鼓を奏する囃子方などによって構成される、研ぎ澄まされた古典芸術の最高峰。この様式的な世界に、鼓童は、能の囃子と似ているようで異なる自分たちの太鼓や笛で挑み、演奏しながら自ら謡うという。能を歌舞伎化した舞踊の代表作をいくつも持つ玉三郎が、構成・演出だけでなく、舞い手として出演するのも、愉悦の極みだ。世阿弥の終焉の地であり、江戸時代に独自の能文化が発展した佐渡を本拠にする鼓童が、そのルーツに正面から向き合う最新作だ。

演出:

坂東玉三郎

出演:

坂東玉三郎、鼓童(船橋裕一郎、石塚充、坂本雅幸、中込健太、前田剛史、草洋介、蓑輪真弥、住吉佑太、地代純、三浦康暉、鶴見龍馬、渡辺健吾、池永レオ遼太郎、大塚勇渡、北林玲央、三浦友恵、前田順康、吉田航大、ほか)、花柳壽輔、花柳流舞踊家

9月2日(土)~18日(月・祝)

http://www.hakataza.co.jp/lineup/h29-9/index.php?tab=tab-01

公演日程
9月2日【初日】~18日【千穐楽】

ご観劇料 (税込)
A席 16,000円 特B席 13,000円 B席 10,000円 C席 5,000円

上演時間
第一幕 14:00 ~ 14:50(50分)
休憩 30分
第二幕 15:20 ~ 16:30(70分)

※時間は前後する場合がございます。何卒ご了承くださいませ。

坂東玉三郎さんの九州での公演は最後かもしれませんね。

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