演歌話題:阿久悠リスペクト盤『地球の男にあきたところよ』『阿久悠トリビュート・スペシャルソングス ~朝日のように~』発売

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今日の演歌話題は、2007年に没した作詞家の阿久悠さん。今年は没後10年・作詞家50年、生誕80年のトリプルメモリアルな年なのでいろんなイベントが企画されていますね。

今回は、阿久悠が手掛けた楽曲のカバーと、阿久悠の死後に発見された未発表詞をレコーディングした音源を収録している「阿久悠リスペクト盤『地球の男にあきたところよ~阿久悠リスペクトアルバム(生産限定盤CD+BOOK)』と『阿久悠トリビュート・スペシャルソングス ~朝日のように~』が11月15日に発売されます。その記事を紹介します。

また、11月17日、18日には東京国際フォーラム・ホールAで、「没後10年・作詞家50年、メモリアル『阿久悠 リスペクトコンサート』~君の唇に色あせぬ言葉を~」も開催されます。

今年はあといくつ阿久悠さんの話題記事が出るのでしょうね。

 

地球の男にあきたところよ~阿久悠リスペクトアルバム(生産限定盤CD+BOOK)』ジャケット

 

阿久悠トリビュート・スペシャルソングス ~朝日のように~

阿久悠リスペクト盤『地球の男にあきたところよ』にリリー、曽我部恵一ら

https://www.cinra.net/news/20171029-akuyuより引用

阿久悠のトリビュートアルバム『地球の男にあきたところよ ~阿久悠リスペクト・アルバム』が、11月15日にリリースされる。

1937年に生まれ、2007年に没した作詞家の阿久悠。同作には阿久悠が手掛けた楽曲のカバーと、阿久悠の死後に発見された未発表詞をレコーディングした音源を収録する。

収録曲は、リリー・フランキーが阿久悠の未発表詞を朗読し、奥田弦が演奏を担当した“いずこ~ふたたび歌を空に翔ばそう”をはじめ、柏木由紀(AKB48)と渡辺麻友(AKB48)の“UFO”、福山雅治の“勝手にしやがれ”、クレイジーケンバンドの“また逢う日まで”、德永英明の“あの鐘を鳴らすのはあなた”、曽我部恵一の“青春挽歌”、斉藤和義の“たそがれマイ・ラブ”、浜田真理子の“舟唄”など全13曲。再録曲だけでなく、同作のために録音された音源も含まれる。

通常盤と184ページの書籍が付属する「生産限定盤」が用意され、書籍には同作の制作ノートや北沢夏音が取材した関係者へのインタビューなどが収録される。

また11月17日と18日には『阿久悠リスペクトコンサート』が東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催。出演者は石野真子、五木ひろし、大橋純子、北原ミレイ、木の実ナナ、ゴスペラーズ、ささきいさお、Char、新妻聖子、林部智史、八代亜紀、山本リンダ、和田アキ子、石川さゆり、岩崎宏美、BOYS AND MEN、増田惠子(ピンク・レディー)、松下優也(X4)、森進一、山本リンダ。チケットは現在販売中だ。

リリー・フランキーのコメント

阿久悠さんの未発表の詞が朗読できて本当に光栄に思います。
歌謡曲が、カッコよく、文学的で、楽しいものだと教えてくれたのが阿久悠さんです。
これからも、阿久さんの歌はずっと歌い継がれていくと思いますが、こうして、まだメロディーのついていない言葉が出てきたのは、阿久さんがまだどこかで本当は創作されていて、それをこっそり出してきたような、そんな気がして、すごくうれしい気持ちになりました。

奥田弦のコメント

阿久悠さんの詞が頭の中に入った瞬間にメロディーラインが浮かんできて、歌詞ひとつでこんなに訴えられるんだということに感動しました。
リリーさんが歌うように詞を読み上げ、それにあわせて演奏していくことが、よい体験になったと思います。

柏木由紀、渡辺麻友(AKB48)のコメント

2人で本当に息をぴったり合わせようと、心を通わせながら猛練習しました。
ピンク・レディーさんの「UFO」をリスペクトしつつ、どこかに私たちらしさが散りばめられていると思うので、恐縮ではありますが、比べて聴いていただけると光栄です。

新妻聖子のコメント

「ジョニィが来たなら伝えてよ 2時間待ってたと」
こんな斬新な歌い出しはなかなかありません。
いかようにも物語を想像できる設定の豊かさ。
歌詞が十分に語ってくれるので、私はその流れに身を任せてレコーディングをさせて頂きました。

德永英明のコメント

女性アーティストの名曲をカヴァーさせて頂いたVOCALISTシリーズの中で、「あの鐘を鳴らすのはあなた」の希望に満ちた歌詞とメロディーはまさに名曲。
残念ながら、阿久悠さんとは直接お会いしたことはないのですが、今回トリビュート・アルバムに選曲して頂き、光栄でした。

田村芽実のコメント

「ロマンス」の歌詞には、強い女性でありながらも弱い部分が見え隠れする、そんな女性の感情が表現されていて、とても魅力的だなと感じました。
歌を通して時代を変えようとされていた阿久悠さんの世界、そして、平成版の「ロマンス」を感じていただけたらうれしいです。

曽我部恵一(サニーデイ・サービス)のコメント

阿久悠さんの歌詞で印象的なのは、ピンク・レディーのもの。
物心ついたばかりの心にもそのアナーキーさは届いた。
音楽の自由さ、好き勝手さを知った初めてだっただろう。
今回「青春挽歌」を歌わせていただき、決められた字数などの制限の中、精神を遠く高く飛ばすための実験性に溢れていることに気づいた。
それと、口に乗ったときの気持ち良さ。
これがなければ、どんな実験性も意味はない。

浜田真理子のコメント

「舟唄」はポルトガルのファドをイメージして歌いたい。
そのことを久保田麻琴さんに伝えたら、バイオリンの喜多直毅さんと12弦ギターの笹久保伸さん、そしてベースの加瀬達さんを誘ってくださいました。
録音を終えた時、喜多さんが「この店に行ってみたいですね」と言いました。
それは北国にあるかもしれないし、日本海側にあるような気もするし、外国かもしれない。どこにでもあるようでどこにもない。
そんな幻の酒場を歌った歌なのかもしれません。

林部智史のコメント

未発表の詞「この街」は曲が出来上がる前に読ませていただきました。
率直に素敵な詞だと思いました。いつの時代も人間という存在は儚く、それでいて尊い存在なんだなと感じました。
阿久悠さんの伝えたいメッセージが、吉田拓郎さんの創る曲の世界観と合わさった時、まるで元からあったかのような、素敵な曲になりました。
実際にレコーディングにも拓郎さんに来ていただき、歌い方のアドバイスなどをしていただきました。
これからの歌手人生の中でも、このような機会はまず経験できないことだと思います。「この街」のメッセージを、僕が伝えていけるように、歌手として成長できたらと思います。

阿久悠のトリプルメモリアルイヤー作品にISSA、島袋寛子、MAX、SPEEDら参加

https://www.rbbtoday.com/article/2017/10/28/155698.htmlより引用

今年、没後10年、作詞家50年、生誕80年のトリプルメモリアルイヤーを迎えた作詞家・阿久悠。これを記念したアルバム『阿久悠トリビュート・スペシャルソングス~朝日のように~』の発売が決定し、観月ありさ、MAX、SPEED、島袋寛子、ISSA、知念里奈、Folderらが参加することが決まった。

阿久悠といえば、生涯5,000曲以上の作詞を手がけ、オリコンシングルセールス総売上枚数6,834万枚、日本レコード大賞を5度受賞という活躍を遂げた音楽界のレジェンド。今年放送された24時間テレビ(日本テレビ系)のドラマスペシャル『時代をつくった男 阿久悠物語』では、25.6%という高視聴率を記録するなど、世代を超えて人気を集めている。

今回、発売が決まった『阿久悠トリビュート・スペシャルソングス~朝日のように~』には、作家30周年記念として発売された、ライジングプロダクション所属アーティストによるカヴァーアルバム、1997年のヒット作品『VELFARRE J-POP NIGHT presents DANCE wiht You』にリアレンジが施された楽曲と、40周年記念として発売された『VISION FACTORY COMPILATION ~阿久悠、作家生活40周年記念~』からセレクトされた楽曲に加え、ISSA、島袋寛子が歌う未発表詞による2曲の新曲を含む全18曲が全てリマスタリングされた高音質で収録されている。

また、11月17日、18日には東京国際フォーラム・ホールAにて、「没後10年・作詞家50年メモリアル『阿久悠 リスペクトコンサート』~君の唇に色あせぬ言葉を~」にMAXの出演も決定しているので、あわせて注目だ。

◆『阿久悠トリビュート・スペシャルソングス ~朝日のように~』
発売日:2017年11月15日(水)  
価格:¥2,800+税
1. 朝日のように | ISSA <新曲>
 作詞:阿久悠 作曲:Takuya Harada 編曲:Takuya Harada
2. つかみそこねた幸福(しあわせ)に | 島袋寛子 <新曲>
 作詞:阿久悠 作曲:菊池一仁 編曲:ats-
3. マンデー・モナリザ・クラブ | MAX
 作詞:阿久悠 作曲:都倉俊一 編曲:Ryosuke Nakanishi aka Studio-R
4. たそがれマイ・ラブ | 知念里奈
 作詞:阿久悠 作曲:筒美京平 編曲:TWO-B-FREE
5. ウォンテッド(指名手配) | SPEED *
 作詞:阿久悠 作曲:都倉俊一 編曲:Hideyuki Kanai
6. S・O・S | MAX *
 作詞:阿久悠 作曲:都倉俊一 編曲:rui
7. 五番街のマリーへ | SPEED
 作詞:阿久悠 作曲:都倉俊一 編曲:中塚武
8. もしもピアノが弾けたなら | 観月ありさ
 作詞:阿久悠 作曲:坂田晃一 編曲:旭 純
9. ジョニィへの伝言 | SPEED
 作詞:阿久悠 作曲:都倉俊一 編曲:中塚武
10. 個人授業 | Folder *
 作詞:阿久悠 作曲:都倉俊一 編曲:Hideyuki Kanai
11. サウスポー | SPEED *
 作詞:阿久悠 作曲:都倉俊一 編曲:Kevin Aoki
12. 狂わせたいの | MAX *
 作詞:阿久悠 作曲:都倉俊一 編曲:rui
13. 気絶するほど悩ましい | ISSA
 作詞:阿久悠 作曲: 編曲:今井大介
14. どうにもとまらない | MAX *
 作詞:阿久悠 作曲:都倉俊一 編曲:GORI
15. UFO | MAX *
 作詞:阿久悠 作曲:都倉俊一 編曲:Kevin Aoki
16. 水中花 | 知念里奈
 作詞:阿久悠 作曲:井上忠夫 編曲:本山清治
17. カルメン’77 | SPEED *
 作詞:阿久悠 作曲:都倉俊一 編曲:GORI
18. 青春時代 | MAX
  作詞:阿久悠 作曲:森田公一 編曲:DAVE RODGERS

東京国際フォーラム・ホールAにて、「没後10年・作詞家50年メモリアル『阿久悠 リスペクトコンサート』~君の唇に色あせぬ言葉を~」11月17日、18日開催情報

http://sunrisetokyo.com/akuyu-concert2017/

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記事が出るたび偉大な作詞家ですね。

作詞家・阿久悠の軌跡 没後10年・生誕80年 完全保存版 単行本

2017/11/16発売です。予約しようかなと思っています。

阿久悠さんの『作詞家憲法15条』

1.美空ひばりによって完成したと思える流行歌の本道と、
  違う道はないものであろうか。

2.日本人の情念、あるいは精神性は
  「怨」と「自虐」だけなのだろうか。

3.そろそろ都市型の生活の中での人間関係に
  目を向けてもいいのではないか。

4.それは同時に歌的世界と歌的人間像との決別を
  意味することにならないか。

5.個人と個人の実にささやかな出来事を描きながら、
  同時に社会へのメッセージとすることは不可能か。

6.「女」として描かれている流行歌を
  「女性」に書きかえられないか。

7.電信の整備、交通の発達、自動車社会、
  住宅の洋風化、食生活の変化、生活様式の近代化と、
  情緒はどういう関わりを持つだろうか。

8.人間の表情、しぐさ、習癖は不変であろうか。
  時代によって全くしなくなったものもあるのではないか。

9.歌手をかたりべの役から
  ドラマの主人公に役変えすることも必要ではないか。

10.それは歌手のアップですべてが表現されるのではなく、
  歌手もまた大きな空間の中に入れ込む手法で、
  そこまでのイメージを要求していいのではないか

11.「どうせ」と「しょせん」を排しても、
  歌は成立するのではないか。

12.七・五調の他にも、音的快感を感じさせる言葉数が
  あるのではなかろうか。

13.歌にならないものは何もない。たとえば一篇の小説、
  一本の映画、一回の演説、一周の遊園地、これと同じ
  ボリュームを四分間に盛ることも可能ではないか。

14.時代というものは、見えるようで見えない。
  しかし時代に正対していると、その時代特有のものが
  何であるか見えるのではなかろうか。

15.歌は時代とのキャッチボール。
  時代の飢餓感に命中することがヒットではなかろうか。

これは、阿久悠さんの作詞家憲法と呼ばれているものですね。

彼の仕事ぶりは、広告代理店のサラリーマン時代に行っていた「企画ありき」による理尽めのものでしたが、そこで重要だったのは、アーティストの個性重視ではなく聴く側のニーズ重視だったという点です。
マーケティング・リサーチによるヒット曲の創造。
彼の仕事は、まさにその先駆けだったのです。

企画の段階でいちばん重要なのは、コマーシャルの精神である。
昔は、一人の歌手にぞっこん惚れ込んで、「この泣きの部分がいいから、どうしてもいかしたい」となってしまうことが多かった。
歌手と制作者との、一対一の惚れ合いみたいなことだ。
しかし、現在では、これはあきらかにマイナスとなる。

こうした彼の仕事の姿勢を示した究極の決め事。
それが以下に記す彼自身が残した15か条の作詞家憲法です。
これを作ったのは、彼が「白い蝶のサンバ」をヒットさせた直後のことでした。

「生きっぱなしの記」より


阿久悠さんのこうした理論武装はある意味、この時代、この世代がもつ最大の特徴かもしれませんね。
そして、ここにこそ彼が生涯つらぬいた生き方の美学までもがおさめられているといえます。
彼はまさに「理論武装した作詞家」だったと思いますね。

没後10年というのは早いですね。つい先日亡くなられたような気がします。

年をとると時間が早く過ぎてゆく感じがします。皆さんはいかがですか。

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