演歌以外:話題の本『九十歳。何がめでたい』

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今日の話題の本は、『九十歳。何がめでたい』というすごいタイトルで女性セブンで隔週連載された佐藤愛子さんのエッセイを1冊にまとめた本です。

佐藤愛子さんが、88歳で書き上げた長編小説『晩鐘』のあとは、のんびり暮らしていたらしいが、親しい人には先立たれ、ちらほら残っている人も体調が芳しくなく、人付き合いが減ってウツウツと過ごしていたとき、たまたまきた仕事が本書のエッセイだったといいいます。

したがって、ブランクで錆びついた頭を動かすため、ウツウツとした気分のため、半ばヤケクソで書き上げた内容らしく、本書の至るところに怒りや嘆きがつまっています。

佐藤愛子さんがヤケクソで書き上げたエッセイ集には90年間生きた人だけが得られる「人生」がつまっていた!

 

※画像はAMAZONの画像を利用していますのでクリックするとAMAZONのページに行きますので行きたくない方はクリックしないようにしてください。作品レビューとかもありますの購入予定の方とか参考になると思います。
【書籍の内容】

待望の単行本がついに発売。2017年年間ベストセラーランキング総合第1位(トーハン・日販調べ)
実にめでたい!
九十歳。何がめでたい』というタイトルには、佐藤愛子さん曰く「ヤケクソが籠っています」。
2016年5月まで1年に渡って『女性セブン』に連載された大人気エッセイに加筆修正を加えたものです。

大正12年生まれ、今年93歳になる佐藤さんは2014年、長い作家生活の集大成として『晩鐘』を書き上げました。
その時のインタビューでこう語っています。

「書くべきことは書きつくして、もう空っぽになりました。
作家としての私は、これで幕が下りたんです」(「女性セブン」2015年2月5日号より)

その一度は下ろした幕を再び上げて始まった連載『九十歳。何がめでたい』は、「暴れ猪」佐藤節が全開。
自分の身体に次々に起こる「故障」を嘆き、時代の「進歩」を怒り、悩める年若い人たちを叱りながらも、あたたかく鼓舞しています。

自ら災難に突進する性癖ゆえの艱難辛苦を乗り越え92年間生きて来た佐藤さんだからからこそ書ける緩急織り交ぜた文章は、人生をたくましく生きるための箴言も詰まっていて、大笑いした後に深い余韻が残ります。

ぜひ日本最高峰の名エッセイをご堪能ください。

【編集者からのおすすめ情報】

収録されたエッセイの中には、15年に大阪・寝屋川市で起きた中学1年の少年少女殺害事件や、16年に発覚した広島・府中市の中学3年生の「万引えん罪」自殺問題から、高嶋ちさ子さんのゲーム機バキバキ事件や橋下徹元大阪市長のテレビ復帰に至るまで、折々の出来事と世間の反応について歯に衣着せぬ物言いで迫ったものもあります。

とりわけそうした時評からは、怒れる作家と称される佐藤さんのあたたかな眼差しが心に沁み入ります。
世間で論じられていた視点とは全く違う、佐藤さんならではの視点にも注目してください。

【追加情報】

「佐藤愛子さんの最新作『九十歳。何がめでたい』に大絶賛の声、続々届いています!」

「女性セブン」8月11日号で、キャスターの安藤優子さんが書評を寄せてくださいました。

<とにかく痛快でした。言いたいこと言って、縦横無尽に切りまくる。
でも不思議なくらいに温かい>–。

「サンデー毎日」8月14・21日合併号の「SUNDAYLIBRARY今こそ読みたい」で、ノンフィクション作家・工藤美代子さんが「邪魔者扱いするくせに”めでたい”とはなにごとだ」と題して、書評を書いてくださっています。

「女性セブン」8月18・25日合併号では、作家・瀬戸内寂聴さんが「もう何度もゲラゲラ笑いました」と題して、作家・辻村深月さんが「九十歳。それでもめでたい」と題して、書評を寄せてくださっています。

『九十歳。何がめでたい』一部抜粋

「がんばってください。
ご両親が会ってくれるまで何度も彼に来てもらってください。
あなたも一緒に許しを請うてください。
あきらめずに何度も何度も、です。
結婚は折り合ってするものではありません。
これまでご両親に向けていた愛情のすべてを彼に切り替えることです(中略)それほどの覚悟と勇気がなければ結婚するものではないのです。
それでも彼と添い遂げたいというなら、一生、その意志を曲げないと誓ってください」

いや、これはむつかしい。
私は思う。
歳月は覚悟も勇気もなし崩しにしてしまう容赦ない力を持っている。
私は九十年の人生でまざまざとそれを見てきた。
恋も熱病である限りやがては熱は下がることも。
それが人間というものであり、「生きる」とはそういうことなのだ。
といって私はこの結婚に反対はしない。
やがてこの熱病の熱が下がった時にどういう事態がくるか、だいたいの想像はつくけれど、「どうしても結婚したいのなら、すべての反対に目をつむって覚悟して進みなされ」という気持ちだ。
しかし同じ「覚悟」でも最相女史のいわれる「一生意志を曲げない覚悟」ではなく、長い年月の間にやがて来るかもしれない失意の事態に対する「覚悟」である。
たとえ後悔し苦悩する日が来たとしても、それに負けずに、そこを人生のターニングポイントにして、めげずに生きていくぞという、そういう「覚悟」です。
それさえしっかり身につけていれば、何があっても怖くはない。
私はそんなふうに生きて来た。
そうして今の、九十二歳の私がある。

 

元気に長生きすることは、ヒトとして憧れる。

しかし、それは長生きを夢見ている若者(60歳くらいまで)だけであって、長生きしている当の本人は、あまり良いように思ってないのかもしれません。

『九十歳。何がめでたい』の著者である佐藤愛子さんは90歳を超える長生きをしているが、本書で「加齢で足が重くなり、ノロノロ歩けばつまずき、後ろから来た自転車にベルを鳴らされ舌打ちもされる」と嘆いています。

誰かに「90歳といえば卒寿じゃないですか!おめでとうございます」と祝われても「卒寿!何がめでたい!」という心境に至っているのだから、わたしたちは長生きの憧れに対して思い直した方がいいと考えさせられますね。「ピンピンコロリで残り3週間」も見直さなければならないと少しは感じさせられます。

それでも、歩みを進めた者だけが得られる「人生」がつまっています。

この本は『九十歳。何がめでたい』というタイトルですが、90年間覚悟を持って生きた人の話をうかがうことができるのは、私たちにとってありがたく、めでたいことではないでしょうか。
痴呆症にならずに、介護も受けずに、健康でいられたら良いですね。そして90歳を迎えて、心からおめでとうと言われたいし、自分に言いたいですね。そういう人生だと「元気に長生きする」ことは人として本当に憧れますね。

 

「えんかすき」もこのタイトルのように「ああ面白かった」と言って死にたいですね。

やっぱりそのためには「ピンピンコロリで残り3週間」を実践して行こうと思います。

演歌以外の話題:「ピンピンコロリで残り3週間」
今回は、演歌以外の話題でピンピンコロリについての話題です。 今月は敬老の日があったり、お彼岸で墓参りをしたりで、カラオケスタジオでも長生きについての話が出ました。その中で良く出てくるのが「ピンピンコロリ」という単語ですね。 ピンピン健康で長生きし、死ぬときはコロリと大往生したい。 「ピンピンコ...
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