歌舞伎話題:松本幸四郎家3代が37年ぶり同時襲名

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今日の話題は、歌舞伎の名門、松本幸四郎家の親・子・孫三代が、それぞれの父の名跡を同時襲名する「壽初春大歌舞伎」が2日、東京・歌舞伎座で開幕した話題です。

37年ぶり2度目の三代同時襲名を果たしたのは、松本幸四郎改め二代目松本白鸚(はくおう)さん、市川染五郎改め十代目松本幸四郎さん、松本金太郎改め八代目市川染五郎さんの3人です。

37年ぶり同時襲名…待ってました高麗屋三代二代目松本白鸚・十代目松本幸四郎・八代目市川染五郎

http://www.sankei.com/premium/news/180101/prm1801010022-n1.htmlより引用

平成30年の幕開けとともに、松本幸四郎家の親・子・孫三代が、それぞれの「父」の名跡を襲名した。松本幸四郎改め二代目松本白鸚(はくおう)(75)、市川染五郎改め十代目松本幸四郎(44)、松本金太郎改め八代目市川染五郎(12)の高麗屋(幸四郎の屋号)の三代襲名。37年ぶり2度目の三代同時襲名にかける思いを3人に聞いた。(飯塚友子)

日本独特の“受け渡し”

白鸚と幸四郎から、共通して漏れた言葉は「奇跡」だ。歌舞伎史上二度目の直系三代の同時襲名を白鸚は、「跡を立派に継いでくれる2人がいることが奇跡」と目を細め、幸四郎は平成24年の公演中の舞台セリからの転落事故に触れ、「奇跡的に舞台に立てる体にしていただいたからには、それが自分の残りの人生の役割」と振り返った。

昭和56年の三代襲名は、病を抱えた初代松本白鸚にとって命がけの興行だった。10、11月の襲名を終えた翌57年1月、初代は旅立つ。それだけに当代白鸚は、37年ぶりの慶事の感慨を述べる。

「今回は歌舞伎の“襲名”ですが、この“受け渡し”の精神は、日本人にしか分からないのではないか。認める人間に名も与える-そういう心があっていい」

「ラ・マンチャの男」で1970年、日本人として初めて米ブロードウェーで主演を果たすなど、海外でも活躍した白鸚が改めて、「親や師匠の名跡を継ぐ」という日本独特の精神をかみしめた。

披露興行での弁慶

「これだけの役々(いずれも古典名作の大役)で幸四郎を始められ、こんな幸せはない。これらを勤めるべき高麗屋の幸四郎、ということを意識したい」

幸四郎は1、2月の襲名狂言で4役を演じるが、中でも「勧進帳」の武蔵坊弁慶は、小さい頃から憧れ続けた役。2度目の今回、義経を染五郎が初役で演じ、親子共演も注目を浴びている。

「父の弁慶を見て育ったので、それを僕の体を通しお伝えするのが、僕の弁慶。今回は、義経を染五郎が演じますが、大変な大役で教える立場としては、どれだけ持っているものを引き出せるかです」

弁慶は、七代目幸四郎が生涯で約1600回、当代白鸚も1100回以上演じ47都道府県での上演を達成した、高麗屋にとって特別な役。染五郎は早くも「将来、一番演じたい役は弁慶。見た目は強そうで男らしい感じですが、心は義経を守ろうとする優しい心の持ち主なので、人としてひかれます」と話し、芸は引き継がれていく。

「挑戦者」の血筋

江戸歌舞伎以来の名門、幸四郎家だが、伝統を守りつつ革新的な活動をしてきた歴史を持つ。

七代目は日本初のオペラ「露営の夢」(明治38年)に出演し、八代目も文学座「明智光秀」や「オセロー」などに出演。九代目(当代白鸚)は「アマデウス」「王様と私」など現代劇やミュージカルでも成功した。十代目も米ラスベガスでの新作「獅子王」や、フィギュアスケートと歌舞伎の初共演「氷艶(ひょうえん)破沙羅(ばさら)」で固定観念にとらわれない活動を続ける。

「9人の代々幸四郎がいたが、その精神を受け継ぎたい。それは“挑戦者”のイメージ。父にそれを強く感じる。三十代に構想して実現できなかったことを四十代で形にしたい」。幸四郎の脳内には、蔵出ししていないアイデアが詰まっているが、そのスケールも大きい。

「日本中世界中から、歌舞伎を見に来ていただきたい。世界で常時、歌舞伎という演出のショー、演劇が上演される時代になってほしい」。進取の精神は十代目の中にも生きている。

平成生まれの高麗屋

12歳の染五郎は、自分で脚本を書き、ぬいぐるみを看板役者に見立てた「犬丸座」を主宰するほどの芝居好き。身長もすでに165センチと成長も著しい。品の良さは、義経役に合う。

「義経は、自分が悪いことをしたわけではないのに、頼朝に追われ悲しいという気持ちを、動きもせりふも多くはないですが、お伝えできれば」

平成を締めくくる襲名。新世代が、平成の先に歌舞伎をつなげていく。

〈まつもと・はくおう〉昭和17年生まれ。初代松本白鸚の長男。21年5月、「助六」の外郎売伜で二代目松本金太郎を名乗り初舞台。24年9月、「勧進帳」の太刀持ほかで六代目市川染五郎襲名。56年10、11月「勧進帳」の弁慶ほかで九代目松本幸四郎襲名。平成30年1、2月「寺子屋」の松王丸ほかで二代目松本白鸚を襲名。

〈まつもと・こうしろう〉昭和48年生まれ。二代目松本白鸚の長男。54年3月、「侠客春雨傘(きょうかくはるさめがさ)」で三代目松本金太郎を名乗り初舞台。56年10、11月「仮名手本忠臣蔵祇園一力茶屋」の大星力弥ほかで七代目市川染五郎を襲名。平成30年1、2月「勧進帳」の弁慶ほかで十代目松本幸四郎を襲名。

〈いちかわ・そめごろう〉平成17年生まれ。十代目松本幸四郎の長男。19年6月、「侠客春雨傘」の高麗屋齋吉で、本名の藤間齋(いつき)の名で初お目見え。21年6月「門出祝寿(かどんでいおうことぶき)連獅子」の童後に孫獅子の精で、四代目松本金太郎を名乗り初舞台。30年1、2月「勧進帳」の源義経ほかで八代目市川染五郎を襲名。

松本幸四郎家の親・子・孫三代が同時襲名

http://www.sankei.com/entertainments/news/180102/ent1801020004-n1.html

歌舞伎の名門、松本幸四郎家の親・子・孫三代が、それぞれの父の名跡を同時襲名する「壽初春大歌舞伎」が2日、東京・歌舞伎座で開幕した。

37年ぶり2度目の三代同時襲名を果たしたのは、松本幸四郎改め二代目松本白鸚(はくおう)さん(75)、市川染五郎改め十代目松本幸四郎さん(44)、松本金太郎改め八代目市川染五郎さん(12)の3人。

夜の部の「口上」では、3人が柿色の裃姿で登場。人間国宝の坂田藤十郎さん(86)ら歌舞伎界を代表するスターら22人が勢ぞろいした豪華な舞台に、客席から屋号の「高麗屋!」のかけ声が飛び交った。

幸四郎さんは「自分が取り組んでいる歌舞伎が、歌舞伎のための力となることを信じ、天に向かって舞台に立ち続ける所存にございます」と、名跡を継ぐ喜びと決意を述べた。

白鸚さんは昼の部「寺子屋」、幸四郎さんは夜の部「勧進帳」で染五郎さんと親子共演。襲名披露興行は東京・歌舞伎座を皮切りに名古屋、福岡、大阪、京都など全国で行われる。

「歌舞伎のための力に」=幸四郎家3代同時襲名-東京・歌舞伎座

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018010200291&g=socより引用

歌舞伎の松本幸四郎家の親子孫3代が同時襲名する披露公演が2日、東京・歌舞伎座で始まった。
市川染五郎改め十代目松本幸四郎さん(44)は夜の部の「口上」で「歌舞伎のための力となることを信じ、天に向かって舞台に立ち続ける」と決意を語った。父の松本幸四郎改め二代目松本白鸚さん(75)は37年ぶりの3代同時襲名を「泉下の父も喜んでいると思う」、長男の松本金太郎改め八代目市川染五郎さん(12)は「なお一層芸道に精進いたします」とあいさつ。客席から屋号の「高麗屋」などの掛け声や盛んな拍手が送られた。
昼の部では高麗屋の当たり役「菅原伝授手習鑑」の「車引」の段で新幸四郎さん、「寺子屋」の段で新白鸚さんが主演。夜の部は「勧進帳」の弁慶を新幸四郎さん、義経を新染五郎さんが勤めた。

高麗屋三代同時襲名(白鸚・幸四郎・染五郎)関連テレビ番組

■1月3日(水)21:00~21:59 NHK総合
「高麗屋 三代の春 ~襲名・松本幸四郎家 歌舞伎に生きる~」
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/92523/2523243/index.html
歌舞伎の名門、高麗屋の三代同時襲名に一年間密着したドキュメンタリー番組。九代目幸四郎改め二代目松本白鸚、七代目染五郎改め十代目松本幸四郎、四代目金太郎改め八代目市川染五郎が平成30年1月2日に東京・歌舞伎座で襲名披露。親子孫のゆるぎない芸の伝承の姿を追う。十代目幸四郎の姉・松本紀保、妹・松たか子の証言。家族の絆と舞台と離れた貴重な素顔も。歌舞伎400年の歴史でも稀有な三代同時襲名のすごさに迫る。
出演:二代目松本白鸚、十代目松本幸四郎、八代目市川染五郎、松本紀保、松たか子。語り:中川緑。

■1月3日(水)21:00~23:30 フジテレビ系列
ビートたけしの私が嫉妬したスゴい人
http://www.fujitv.co.jp/sugoihito/
十代目松本幸四郎他。

■1月5日(金)19:00~21:00 TBS系列
「ぴったんこカン・カンスペシャル」
http://www.tbs.co.jp/kankan/
新春2時間SP。新・松本幸四郎&新・市川染五郎。

■1月6日(土)7:30~8:00「TBS系列」
「サワコの朝」
http://www.mbs.jp/sawako/
ゲストに新・松本幸四郎&新・市川染五郎。

■1月7日(日)13:55~15:20 テレビ朝日系列
「高麗屋三代襲名スペシャル 八代目 市川染五郎 密着3650日 ~12歳・若武者が生まれるとき~」
http://www.satv.co.jp/0300program/0110library/2018/kabuki/
静岡朝日テレビが八代目市川染五郎を、10年間にわたり密着取材。2歳の初お目見得から初舞台、知られざる金太郎の苦悩や葛藤、そして今回の襲名までを、舞台映像や家族のインタビュー、プライベート映像など織り交ぜて紹介。

■1月8日(月・祝)12:00~12:30 テレビ朝日系列
「徹子の部屋」
http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/
二代目松本白鸚、十代目松本幸四郎、八代目市川染五郎が三代そろって出演。

■1月12日(金)21:00~22:48 テレビ東京
「たけしのニッポンのミカタ! 2018こんなニッポン売れてます!SP」
http://www.tv-tokyo.co.jp/mikata/
新・松本幸四郎がゲスト出演。

■ 2月28日(水) 16:00~16:30 CS衛星劇場
「ステージアワー 口上」
https://www.eigeki.com/lineup?action=detail&id=73823&date=20180228
歌舞伎座130年、そして第5期歌舞伎座開場5年目である2018年1月の高麗屋襲名披露公演から、高麗屋三代の新たな門出を祝った口上を届ける。この襲名興行は、松本幸四郎が二代目松本白鸚、市川染五郎が十代目松本幸四郎を、そして松本金太郎が八代目市川染五郎を襲名する。幹部俳優が一堂に会してはなむけの言葉を述べる『口上』は必見!(2018年/平成30年1月・歌舞伎座)
※CS衛星劇場では上記のほかにも過去の高麗屋の舞台を「特選歌舞伎~高麗屋特集~」で放送。

公演情報

歌舞伎座百三十年
松本幸四郎改め 二代目 松本白 鸚
市川染五郎改め 十代目 松本幸四郎 襲名披露
松本金太郎改め 八代目 市川染五郎
『壽初春大歌舞伎』
■日時:2018年1月2日(火)~26日(金)
■会場:歌舞伎座
■公式サイト:http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/541​

2018年1月2日(火)~2月25日(日)、歌舞伎座ギャラリー(東京)で「高麗屋のコリャイイや展」開催。

歌舞伎座百三十年
松本幸四郎改め 二代目 松本白 鸚
市川染五郎改め 十代目 松本幸四郎 襲名披露
松本金太郎改め 八代目 市川染五郎
『二月大歌舞伎』
■日時:2018年2月1日(木)~25日(日)
■会場:歌舞伎座
■公式サイト:http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/542

37年前に歌舞伎座で襲名披露公演を見たのが懐かしいですね。

あれから37年経つのですね。そのころの歌舞伎座はなくなりましたね。

博多座が出来たので機会があればみたいですね。勧進帳がいいですね。

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