演歌以外:ちょっと感動する話「レジ打ちの女性」

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今日のお話は、「レジ打ちの女性」というちょっと仕事がつまらなくなってきたなと思われる方にどうでしょう。

2008年9月にフォレスト出版から発売の木下晴弘著の「涙の数だけ大きくなれる!」 で紹介されている「レジ打ちの女性」です。

人生や仕事に対する考え方に大きなヒントを与えてくれます。

あるレジ打ちの女性

その女性は、何をしても続かない人でした・・・
田舎から東京の大学に来て、サークルに入っても、すぐに嫌になって、次々とサークルを変えていくような人でした・・・
それは、就職してからも同じでした・・・

最初の会社は3ヶ月
上司との衝突が原因でした・・・
次の会社は半年
自分が思っていた仕事と違う、というのが理由でした・・・
そんなことを繰り返すうちに、
彼女の履歴書には、わずかで辞めてしまった会社の名前がずらっと並ぶようになってしまいました・・・
そうなるとどの会社も正社員としては雇ってくれません

彼女は派遣会社に登録しました
しかし、派遣会社でも長続きしません・・・
履歴書には、また、派遣先のリストが次々と追加されていきました
今度の派遣先はスーパーでした
仕事内容は「レジ打ち」
今のようにバーコードなんてない時代です
当時のレジは、電卓のように、ひとつひとつキーを打たなければならなかったのです
勤めはじめて1週間…
仕事に慣れてきた彼女は、だんだん飽きてきてしまったのです

「私はこんな単純作業をするために、いるのではない!」

辞表を書いてみたものの、正直なところ、彼女自身も、仕事も長続きせず、我慢のできない自分が嫌いになっていました・・・
どうしようかと思っていた矢先にかかってきた田舎の母親からの電話

「帰っておいでよ」

母のやさしい声に、決心がつきました
もう、田舎に戻るつもりで部屋の片づけを始めたのです・・・
片づけをはじめてしばらくすると、昔の日記が出てきました
パラパラとめくっているうちに、小学生の時に書いた言葉が、彼女の目に飛び込んできたのです

「ピアニストになりたい」

…彼女は思い出しました
ピアノの稽古だけは、辞めずに続けていたのです
そして「夢を追いかけていた心」を思い出したのです

「あんなに希望に燃えていた自分が今はどうだろうか。情けない。そして、また逃げようとしている…」

彼女は泣きながら母親に電話をしました

「私、もう少しここで頑張る」

辞表を破り、スーパーに出勤した彼女はレジ打ちをしながら、ある考えが浮かびます

「ピアノも練習を重ねるうちに、キーを見なくても打てるようになったんだ。私流にレジ打ちを極めてみよう!」

彼女は数日で、ものすごいスピードでレジ打ちができるようになりました
すると、今まではレジのボタンしか見ていなかった彼女が今まで見もしなかったところへ目が行くようになったのです

「あのお客さんは昨日もきていたな」

「この人は、閉店間際に来る」

「この人は、高いものしか買わない」

そんな風にお客さんを見ることが彼女の楽しみのひとつになりました
…そんなある日、いつもは安いものばかりを買うおばあちゃんが、5,000円もする立派なタイを持ってレジに来たのです
ビックリした彼女は思わず声を掛けます

「今日は何かいいことあったんですか?」

するとおばあちゃんは嬉しそうに言いました

「孫がね、水泳で賞を取ったから、お祝いなんだよ」

彼女は、嬉しくなって言いました

「それはおめでとうございます!」

お客様とのコミュニケーションが楽しくなった彼女は、すっかりお客さんの顔と名前を憶え

「○○さん、今日はこのチョコよりも、もっと安いチョコが出てますよ」

「今日はマグロよりもカツオのほうがいいわよ」

などと言うようになったのです
彼女はだんだんこの仕事が楽しくなってきました
そんなある日のこと
彼女が忙しくレジ打ちをしていると
店内放送が響きました・・・

「本日は、混み合いまして、誠に申し訳ございません
どうぞ、空いているレジにお回りください」

しばらくすると、また放送が響きました・・・

「重ねて申し上げますが、どうぞ、空いているレジにお回りください」

…3回目のアナウンスを聞いて、彼女は何かおかしいと気づき、周りを見渡して、
…驚きました
他のレジが全部空いているのに、彼女のレジにしかお客さんが並んでいなかったのです・・・
…店長があわてて、お客さんに駆け寄り声を掛けます

「どうぞあちらへお回りください」

するとお客さんは、

「放っといてちょうだい! 私はここへ買い物に来ているんじゃない!
あの人としゃべりに来ているんだ!
だからこのレジじゃないとイヤなんだ!」

その瞬間、彼女はワッと泣き崩れました・・・
他のお客さんも言いました

「特売は他のスーパーでもやっているよ
だけど私は、このおねえさんと話をするためにここへ来ているんだ
だからこのレジに並ばせておくれよ」

彼女はボロボロと泣き崩れたまま、レジを打つことができませんでした・・・
仕事というのはこれほど素晴らしいものなのだと初めて気づいたのです
そうです
すでに彼女は、昔の自分ではなくなっていたのです

(『涙の数だけ大きくなれる!』の「あるレジ打ちの女性」を参照し記述)

涙の数だけ大きくなれる!

1)本の内容
 第1章:仕事がイヤになったら・・・・・・
 第2章:仕事がつまらなくなったら・・・・・・
 第3章:人間関係に悩んだら・・・・・・
 第4章:あなたにできることは何か?
 第5章:あなたが大きくなるために・・・・・・

この本から学んだこと

仕事をつまらないと思う原因は人それぞれですが、そのまま続けていくのは苦痛だと思います。
次に仕事がつまらないと思う原因について見ていきます。原因が分かれば対策を立てることができるので、改善の余地が見えてくるでしょう。

モチベーションが上がらない

仕事がつまらないと思う原因の一つ目が、モチベーションが上がらないです。仕事をしていく上でやる気がわかず、適当に済ませようとしてしまいます。
モチベーションが上がらない一つの要因として、給料が上がらないことが挙げられるでしょう。労働の代価は給料ですので、仕事量や責任が増えるにつれて給与も上がらなければ不満が募り、徐々に仕事に対してやる気がなくなっていきます。
ルーティンワークばかりでやりがいがない

ルーティンワークばかりでやりがいがないのも、仕事をつまらないと思う原因です。毎日同じ仕事を繰り返していれば、誰だって飽きがくるものです。
機械的に仕事をしなければならないのであれば別に自分でなくてもいいのでは、と思ってしまい、仕事をつまらないと思ってしまうのです。

人間関係が悪くて仕事を円滑に進められない

仕事がつまらないと思う原因の三つ目が、人間関係が悪くて仕事を円滑に進められないです。人間関係が悪いと会社で孤立してしまいがちで、毎日誰とも会話せずに仕事をしなければならず、居心地悪く感じてしまうでしょう。
そういった状況の中に置かれると、次第に仕事をつまらないと感じるようになるのです。
興味のない仕事でストレスしか溜まらない

最後に紹介する仕事がつまらないと思う原因が、興味のない仕事でストレスしか溜まらないです。興味のない仕事をしていて、つまらないと感じない人は極々まれでしょう。
自分の興味のない仕事をやっているとストレスが溜まり、体力的だけでなく精神的にも疲れてしまいます。自分にとって何もプラスなことがない仕事はつまらないのです。

仕事は楽しいと感じる時があれば、つまらないと感じる時もあるでしょう。仕事が楽しいのは特に問題ありませんが、つまらないと思うのはあまり良い傾向ではありません。
仕事がつまらないのには、内的・外的要因の両方があります。自分で仕事をつまらなくしていることがあれば、周りからの影響でつまらないと感じてしまっているケースもあるでしょう。いずれにせよ、仕事をつまらないと思いながらするのはストレスが溜まりますので、良くありませんよね。

「つまらない」と思われるかもしれない仕事も、”何か”を見出すことによって「感動」に変えることができるということですね。

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