演歌以外:「簡単に手に入るものは、簡単に出ていく」というお話です。

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今日の話題は少し難しい話題ですが、「簡単に手に入るものは、簡単に出ていく」というお話です。

最近は、スマホでも、パソコンでもタブレットでも、多くの「答」と称されるものは、インターネットを通して、簡単に手に入りますよね。

スマホにむかって言葉を発すれば、声を認識してくれて文字へ変換してくれます。

しかし、その安直さは、私たちの求める方向なのでしょうか。

確かに、以前より、ずっとずっと便利に「答」を得られるようになりました。

このことが大きな進歩であるという点には、全く異論はありません。

「えんかすき」も、資料を探すときなどは、インターネットの検索サイトに頼っています。

かつての、図書館へ出かけ、アイウエオ順の書名カードをひかなければ、求める本に出会えなかった時代には、もうに戻りたくないですね。そう思っている自分も嫌なのですが。

しかし、情報の入手が容易になることで、私たちは大切なことを失っているような気がします。

現実生活において中心的課題をなすものは、インターネットに「答」を頼ることとは、方向が逆なのではないでしょうか。

私たちは、「答」が多様にある、あるいは、そもそも「答」がないかもしれない世界を、一度出した自分の「答」を時には変更しながら、生きていかなくてはならないと思うのです。

地球全体が抱える問題(温暖化、人口問題、南北問題等々)から個々人にとっての問題に至るまで、「イエス」、「ノー」という形で単純化すること、あるいは、その風潮に乗ってしまうことは、考えることを止めてしまうことを意味するのではないか、と思えます。

現在、必要な「答」と、安易に得られる「答」との乖離(かいり)が起きていると思いますね。

私たちは、思考の幅が狭められ、少ない選択肢の中からひとつを選ぶという体験を、もうすでにしてしまっているからです。

現状を打開するためには、一つしかない「答」を探すこと、または、安易に「答」とすることではなく、自分で「頭」、「手」、「足」、あるいは、「感覚器官」を使い、それらの感覚を自覚しながら、納得できる自分の「答」を求めていく過程が重要ではないかと思います。

簡単に手に入るものは、簡単に出ていく・・・

簡単に得た知識は、簡単に忘れていく。

簡単に集めたお客さんは、簡単に来なくなってしまう。

簡単に身に付けた技術は、簡単にすたれてしまう。

簡単に出来た仲間は、簡単にいなくなってしまう。

簡単に出せたお店は、簡単につぶれてしまう。

一生懸命喜んでもらおうと頑張って得たお客様や、

必死に努力して身につけた技術、

語り合って、時にはぶつかり合ったりして出来た仲間、

何度も頭を下げて借りたお金や、少しずつでも貯めた貯金で出したお店、

そうして手に入れたものは、簡単には出ていかない。

どこかで踏ん張るときが必要で、その踏ん張っている時こそが、人生の醍醐味なのでしょう。

便利になったが故に、そのモノの大切さや大事さが薄れてしまうのかもしれません。

人の価値観は、その人の経験値で異なるモノなのですが、多くの人が、自分の価値観を他人にもそのまま向けて良い・悪い、正しい・間違い・・などと争ったりするものです。

その争いの中で多くを学ぶのも自然の法則なんでしょうね。

他人から認められたいのであれば多くの人を認めればいい。

他人から優しくされたいのであれば、多くの人に優しくすればいいだけなのです。

善悪の判断に囚われてしまうと他人を認め優しくする事より、正しくある事を優先してしまいこんな簡単な事に気づけないものです。

楽をして手に入れたものほど自分に価値がないのです。

パチンコや競馬で儲けたお金が湯水のごとく消えて行くのは、自分に価値がないお金だからだとそう思うわけです。

一日、楽しみながら稼いだ10万円と日当1万円の土木作業で稼いだ10万円では自分にとっての価値は全く違うのではないでしょうか。

同じ10万円なのに、自分にとっての価値が違うのは簡単に手に入ったか?苦労して手に入れたか?の違いのはずです。

自分自身に価値のあるモノは、最初から簡単には手に入らないのですが、面白い事に、人は楽をしたがるわけです。

苦労せず、何でも手に入るようになった、今の日本社会では、自分に価値のあるモノを手に入れる事が難しくなっているのかもしれません。

便利になり、苦労しなくても生きて行ける環境があるので、更なる『楽』を求めてしまう人が増え続け自分に価値のあるモノどころか自分自身さえも見失ってしまうのではないでしょうか。

自分に価値のあるモノがなくなってしまえば、生きる意味さえ、解らなくなるはずです。

泥臭いかもしれないけれど、便利になった世の中だからこそ“気持ち”とか“想い”、“努力”っていうのが大切なんだと思います。

「簡単、便利、だからこそ!」です。

「ね!」

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