今日のお話は、「微笑みをかける人」についてのお話しです。
今日は、12月4日、今日の記念日です。
E.T.の日
1982(昭和57)年のこの日、映画『E.T.』が日本で公開された。
観客は1000万人を突破し、1997年に『もののけ姫』に抜かれるまで最高の配給収入を記録していた。
E.T.はExtra-Terrestrialの略で「地球外生物」のことである。
血清療法の日
1890(明治23)年のこの日、北里柴三郎とエミール・ベーリングが破傷風とジフテリアの血清療法の発見を発表した。
聖バルバラの日
3世紀ごろ、キリスト教が禁止されていたローマ帝国でキリスト教への信仰に目覚めた少女バルバラが処刑された日。
バルバラが獄中で壺にいけておいた桜桃のつぼみが、処刑の日に花を咲かせたとされることから、この日、桜桃の枝を壺にさす習慣がある。
また、この日に皿に入れた水に小麦を浸しておき、クリスマスごろの芽の出方で翌年の豊凶を占う風習もあり、これを「バルバラの麦」と言う。
この日の雪を「白い衣装のバルバラ」といい、雪の量が多いと翌年は豊作になるとされている。
E.T.の日について
初めて日本の映画館で公開されたときも超話題となり、当時では記録的な動員数1,000万人を突破。
この記録、1997年に『もののけ姫』に抜かれるまで破られなかったというから、その人気のほどをうかがえますよね。
リアルタイムならずとも、DVDやテレビ放映で観ているという方も多でしょうね。
宇宙外生命体であるE.T.と少年の友情を描いたハートウォーミングなストーリーに、子供心にきゅんとなった覚えがあります。
自転車にぬいぐるみ乗っけて全力疾走したり、指と指を合わせて「イィィ~ティィ~」ごっこも、小学校で大流行しましたよね。
「少年が宇宙人と出会ったら……」というあらすじは、子供の頃からスピルバーグ監督の頭のなかにあったそうです。
幼少時代に両親の離婚を経験し、「自分にはいない父親や兄弟になってくれる存在がいたら……」という想像が、このストーリーに影響したのだそうです。
今日のお話は、「微笑みをかける人」についてのお話しです。
ロバート・バーさんの「ほほえみをあなたに」という詩をご紹介致します。
ほほえみ、それは少しも元手はかかりません。
しかし、多くのものを人に与えてくれます。
ほほえみ、それは人に与えてもいっこうに減りはしません。
しかし、もらった人を限りなく豊にします。
しかし、このほほえみはお金で買うことも、人から借りることも、
盗むこともできません。
ほほえみ、それを生み出すのに少しも時間はいりません。
しかし、それを受けた人の記憶の中には
永遠に残ることさえあります。
ほほえみ、それがなくても生きていけるほど強い人は
この世にいません。
それがなくてもいいほど豊かな人もいません。
ほほえみ、それは疲れ切った心に休みを与え、
失望した人に励ましを与え、
悲しんでいる人に光をもたらしてくれます。
ほほえみ、それは人生のあらゆる問題に対して
神が与えてくださる妙薬です。
ある人はほほえむことができないほど
疲れているかもしれません。
だから、その人にあなたのほほえみをあげてください。
あなたのほほえみを最も必要としているのは、
その人かもしれないのですから。
ほほえみを必要としている人ほど、微笑むことができないのかもしれません。
そりゃ生きていれば、笑えないくらい落ち込むときだってありますよね。
こんな話があります。
電車で騒いでいる2人の子どもたちがいて、それを注意しない父親が、他の乗客から言われます。
「迷惑なので、静かにさせろ」と。
その父親は、遠くを眺めていたけど我に返って「あ、すいません。そうですね。注意しないといけないですね」。
そしてこう続けました。
「すいません。ちゃんとしないといけないのですが・・・。
実は今日、妻が亡くなったばかりで、これから子どもたちに、
どのように君たちのお母さんがいなくなったことを伝えればいいか、ちょっと考えていたものでしたから・・・」
いかがでしょうか。
もしかしたら、何かあったのかもしれませんし、そうしなければならない何かがあるのかもしれません。
相手を想像できる人は、相手が不機嫌だろうと、愛想がなかろうと、関係ありません。
本当の強さと優しさを持った人が、微笑みをかけられる人だと思います。
誰にでも、つらいこと、悲しいこと、人に言えないことがありますよね。
それでも微笑んでいく強さを持ちたいですね。
さて、今日も微笑んで生きていきましょう。